「自分自身の活動記録として、社会人として忙しくなる前にこれだけは残しておかないとな」というものがありまして。
これです。
皆さんお馴染み(?)、「10EXC難易度表」です。
本日2019/3/27に、ver13のリリースを築根くん(以下、つっくん)から行いました。
9か月ぶりです、とってもお待たせしました(忙しかった…)
2014年から約5年間、定期的にアップデートを続けながら、今回で13回目の更新を迎えました。
参考にして下さっている方々、また表を作成するにあたってアンケートにご協力頂いている方々、いつもありがとうございますm(__)m
そもそも「10EXC難易度表」とは
・ゲームセンターで遊べる音ゲー「jubeat」の、LEVEL10譜面を、『EXCELLENTを取る観点で難易度順に並べるとどうなるんだろう』、の表です。上が難しい、下が簡単です。
・難易度の判断は「初EXCまで、どれだけ努力する必要があるか」「初EXC以降、EXCがどれだけ安定するか」を50%-50%で合わせています。
・人によって得意不得意があることを大前提にして、その上で全プレイヤーのEXC体感難易度の平均値を取ることを理想にしてます。
・同じ段でも、左がより難しく、右がより簡単になってます。
(実は左右位置も相当こだわって並べています。でも「そもそも得意不得意大きいのに、そんなに細かく並べる必要はあるんかい!!」というツッコミを想定して、あまり表立っては言ってません。)
「10EXC難易度」の生まれた背景について
元々は、身内4人で話が盛り上がって、興味本位で作ったのが始まりです。
私なのふらわーと、ねこぽん、ひろと、ヤギッチ先生の4人。
4人で、あれやこれやワイワイ通話しながら作成したのが思い出に残っています。
実はこの頃まだ4人とも10制覇出来ていなかったり。
現在は、私とつっくんの2人を主催作成者として、定期的にアップデートしてます。
譜面の難易度について語り合うこと、それ自体が楽しいんですよね…そういうところに、10EXC難易度表の本質があると私は思っています。
もちろん、10EXCの目標を立てる為の指標として、またモチベーションアップの為に、などの意味もあると思っています。
現在の「10EXC難易度」、作成手順について
初回作成の2014年4月から試行錯誤を重ね、作成手順が洗練されていきました。
現在ver13では、以下の手順でアップデートを行っています。
①前verからの削除曲・難度変更曲の整理
1つ前のバージョン更新時から、削除されて遊べなくなったり、レベル改変でLv10ではなくなった譜面に関して、既存表から取り除きます。
逆に、Lv9→10のように、新しくLv10になった譜面を(Lv9になる直前のバージョンを参考に)復活させます。
②新曲の仮難易度を決定
10EXC難易度表を作成するにあたり、まずは「仮難易度表」を作成しています。
「まずはある程度目星をつけた表を作って、そこからアンケートで微調整しよう!」という思想です。
仮難易度表を決める用のLINEグループ(本決定より少ない人数、10人以下)にて、新Lv10がそれぞれ「1~12+」のどこに入りそうか、メンバーに意見を頂いてます。
譜面ごとに、メンバーから頂いた意見の平均を取って、前verの表に入れ込んで「10EXC仮難易度表」を作ります。
ここでの目標は「理想(民衆全員の平均)の±1に抑えること」です。なぜなら以降の過程、「仮→本」では基本的に±1しか変更しないからです。
③仮難易度表をTwitterで公開・意見募集
作った仮難易度表を公開し、Twitterにて意見を貰います。
EXC済の譜面で、1段以上主観とズレがある譜面に対して、体感難易度と表がどちらにズレているか、フォロワーさんにリプライして頂いてます。
ここはいつも見えている部分なので、皆さんご存知かと!
④本難易度決定用アンケートを作成 - 1.基準表の作成
Twitterで貰った意見にて、「下げてくれ意見」が2人以上、もしくは「上げてくれ意見」が2人以上ある譜面のみを、ピックアップします。
ピックアップした譜面は、±1段変更する候補の譜面として、「本難易度決定用アンケート」の対象になります。
余りに票が多い場合は、話し合って±2まで設けています。
※実は、「8→10」のような、"±2以上変えてほしい"という意見も、±1の意見と同一とみなしています。ごめんね…(参考程度に、楽しく見ています(;'ω'))
逆に、変更候補の対象とならなかった譜面は、「本難易度決定用アンケート」において、難易度判断の基準となります。
これらの譜面だけを仮難易度表から取り出して、「基準表」を作成します。
⑤本難易度決定用アンケートを作成 - 2.アンケ項目の作成
④で「本難易度決定用アンケート」の対象とした譜面について、以下の「本難易度決定用アンケート」を作ります。
実際はもう少し細かく書いてますが、ざっくりこんな感じの質問を、対象譜面の数だけ並べます。
※アンケートには、「Google フォーム」を使用してます。めちゃ使いやすい。
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【質問】
「基準表」に、もしあなたが○○譜面を入れるなら、どの段になりますか。
自身の主観でより近い数字を選んでください。
【選択肢】
・[仮難易度表の段数]+1(「上げてくれ意見」が2人以上いた譜面だけ、設ける)
・[仮難易度表の段数]
・[仮難易度表の段数]-1(「下げてくれ意見」が2人以上いた譜面だけ、設ける)
・"×"(「未EXC」or「覚えていない」とき用選択肢)
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⑥本難易度決定用アンケートの回答依頼
作成した「本難易度決定用アンケート」を、有識者に回答依頼して、意見を集めます。
昔は有志で回答者を募集していた時期もありましたが、ver13現在では依頼する形をとっています。(50名前後)
⑦回答を集計・本難易度表の決定
「本難易度決定用アンケート」の結果をもとに、本難易度の並び順を決めます。
×以外で、より多くの票を集めた段数が、最終的な本難易度になります。
また、票の偏り具合から、左右位置を判断し、基準表に入れ込みます。
【例1】
"7"→20票/"6"→15票
⇒本難易度は"7"
【例2】
"×"を除いて、
①"7"→60%/"6"→40%
②"7"→70%/"6"→30%
⇒本難易度はどちらも"7"ですが、②の方がより難しいので、①より②を左に配置
【例外:3択の場合】
"7"→20票/"6"→18票/"5"→5票
⇒7が一番多いですが、もし仮に「"7"vs."6"」でアンケートを取っていたら「20票vs.23票」になるはず。なので本難易度は"6"
※正直、「"6"vs."7"」由来の"7"と、「"7"vs."8"」由来の"7"をどう左右判定するかなど、感覚便りな部分もあります。
極力数字から判断し、どうしようもない部分はつっくんと2人で話し合って決めています。いつも4時間くらい通話してます。
また、「"6"が異常に多い!」など、段によって偏りがある場合、ここで調整しています。
⑧本難易度表の整形+リリース
決定した難易度表は、jubeatスコア統計ツール管理者「ADJUST festo」のごろーくんに、整形+デザインをお願いしています。(いつもありがとうございます…!)
ごろーくんから(素敵な)表を受け取り、最終チェック後、Twitter上でリリース!となります。
また、「ADJUST festo」の機能である「10EXC難易度表塗りつぶし」にも、追って新バージョンの表を適用してもらっています。
いま、このタイミングで記事を書くこと
10EXC難易度表に関しては、どこかのタイミングでまとめておきたかったんです。
意見・要望を色々頂きながら作成方法を試行錯誤して、長いことメンテしてきたので、その成果を是非どこかに書き留めておきたいな、と…
また、本記事の通り、難易度表のアップデートには相当な時間を使っています。(より現実に際した表を作成するために、この手順は必要だなと思ってます)
私も、相方のつっくんも、時間が経つごとに忙しくなっていて、難易度表作成に時間が割けなくなってきたのが現状です。
もうそろそろ誰かに、難易度表作成の引継ぎがしたい…そんな思いもあって、この記事を書いてます。
以上!「jubeat 10EXC難易度表」の作成方法についてでした。
マジメーで長文ーな文章でしたが、「こんな感じで作っているんだな」と、少しでも理解いただければ嬉しいなあなんて思います。
時間があれば、次は難易度表の履歴とか試行錯誤の過程など、まとめたいな、なんて思ってます。
では!